相談することの大切さ~ひとりで抱え込まないで大丈夫~
「こんなこと、話してもいいのかな…」
「迷惑をかけたくない」
「どうせ分かってもらえないかも」
そんなふうに感じて、誰にも相談できないまま、ひとりで苦しくなっていませんか?
「相談すること」は、就労の場でも、心理学でも、心の健康を保ち、自分らしく生きるためにとても大切な行動だとされています。
この記事では、就労支援の立場から心理学の視点も取り入れ、なぜ相談することが大事なのか、どうすれば相談しやすくなるかをお伝えします。

1. 相談は「弱さ」ではなく「力」のあらわれ
「相談するのは恥ずかしい」「自分で解決しないといけない」と思い込んでしまう方は多いですが、それは誤解です。
「相談する」という行動は“自分の感情に気づき、それを表現できる力”と考えられているとも言われています。
気持ちを「言葉にする」ことには、脳の働きを落ち着かせる効果があると、心理学や脳科学の研究でわかっているそうです。
たとえば、不安や緊張を感じているときに自分の感情を話すと、脳の扁桃体(不安や恐怖に反応する部分)の活動が抑えられ、前頭前皮質(冷静に考える力を司る部分)の働きが高まることが報告されています1。
気持ちを「言葉にする」と、
- 気持ちが落ち着く
- 頭が整理される
- 不安や緊張がやわらぐ
といった効果が期待できます。
つまり、「話すこと」や「相談すること」は、心の負担を軽くする“脳にとっても効果的なセルフケア”なのです。
2. ひとりで考えていると、思考はかたよりやすい
人は、ストレスや悩みを抱えると「視野がせまくなる」傾向があります。
ひとりで考え続けると、悪い方向ばかり想像してしまいがちです。
そんなときに他人に話すことで、
- 考えを整理できる
- 気持ちを言葉にすることで冷静になれる
- 違う視点やヒントがもらえる
などの心理的効果が得られ、気持ちが落ち着きやすくなります。
3. 相談することで生まれる「信頼」もある
「人に頼ること=迷惑」ではありません。
むしろ、「頼ってくれたことで関係が深まる」ということも心理学では知られています(ベンジャミン・フランクリン効果 https://sengakuhisai.com/hurankurin-kouka-towa/ )。
相談することで、自分自身が「ひとりじゃない」と感じられるだけでなく、相手とのつながりや信頼関係も強まる可能性があります。
新しく入社した企業の上司に相談ができると、相手からの信頼が深まるかも!?というわけですね。ちょっとでも相談上手になれると、働いた後もよさそうですね。
4. 相談が苦手な人のために、就労移行支援でできること
スマイルステップでは、「相談が苦手」「うまく言葉にできない」人に向けた工夫も行っています。
たとえば:
- 話しやすい相手を一緒に探す
- 言葉で話すのが苦手な場合は、絵やメモ、チェックシートなどで気持ちを伝える方法もOK
- 「困ったときは相談しても大丈夫」という経験を積める安全な場所を提供
少しずつでも相談ができるようになると、就職してからも「無理しすぎない働き方」ができるようになります。

【まとめ:相談は、心のバランスを保つための習慣】
悩みを話すこと、助けを求めることは、弱さではなく、心の健康を守るための習慣です。
「どう言えばいいかわからない」
「話すのが怖い」
そんな方も、少しずつ“相談する練習”をする場所が、スマイルステップにはあります。
自分ひとりでがんばりすぎず、一緒に考えてくれる人がいることの心強さを感じてみませんか?
ご相談お待ちしています!
(2025年5月24日)
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