発達障害とは?仕事で感じやすい困りごとと自分に合った働き方

「仕事の指示をうまく整理できない」
「周りと同じようにやっているつもりなのに、なぜか疲れてしまう」
「何度気をつけても、同じようなミスをしてしまう」

そんな働きづらさの背景に、発達障害の特性が関係していることがあります。

一方で、発達障害の特性は一人ひとり異なります。苦手なことだけでなく、環境や仕事との相性によっては、得意なことを活かして力を発揮できることもあります。

今回は、発達障害とは何か、仕事で感じやすい困りごと、自分に合った働き方を見つけるためのポイントを紹介します。

発達障害とは?

発達障害は、生まれつきの脳機能の発達に関係する障害です。

代表的なものには、

  • ASD(自閉スペクトラム症)
  • ADHD(注意欠如・多動症)
  • SLD(限局性学習症)

などがあります。

ただし、同じ診断名であっても、特性の現れ方や困りごとは人によってさまざまです。

厚生労働省も、発達障害は同じ種類であっても特性やその程度が一人ひとり異なるとしています。

そのため、「発達障害だから○○が苦手」「この仕事には向いていない」と一括りに考えないことが大切です。

仕事ではどんなことに困りやすい?

発達障害のある方が仕事で感じる困りごとも、一人ひとり違います。

たとえば、次のような場面があります。

指示の受け取り方で困る

「適当にまとめておいて」
「なるべく早くお願い」

といった曖昧な指示では、何をどこまでやればよいのか分かりにくいことがあります。

一方で、手順や期限が具体的になると取り組みやすくなる方もいます。

優先順位や仕事の切り替えが難しい

複数の仕事を同時に頼まれると、どれから始めればよいか迷ったり、ひとつの作業に集中して次の仕事への切り替えが難しくなったりすることがあります。

忘れ物や確認漏れ、スケジュール管理に悩む方もいます。

コミュニケーションで疲れやすい

相手の表情や言葉の意図を読み取ること、雑談、報告・連絡・相談などに難しさを感じることがあります。

「何を話せばいいか分からない」と考えすぎて、仕事そのものより人とのやり取りで疲れてしまう場合もあります。

周りの環境が気になって集中できない

音や光、におい、人の動きなどを強く感じる方もいます。

本人の努力だけではなく、席の位置や仕事をする環境を少し変えることで、集中しやすくなることもあります。

「苦手」だけでなく「得意」に目を向ける

発達障害というと、どうしても「できないこと」「苦手なこと」に注目しがちです。

しかし、

  • 興味のあることを深く調べられる
  • 決められた手順を丁寧に続けられる
  • 細かい違いに気づきやすい
  • 得意な分野では高い集中力を発揮できる

など、その人ならではの力が仕事に活かされることもあります。

もちろん、これらがすべての発達障害のある方に当てはまるわけではありません。

大切なのは、診断名だけで考えるのではなく、「自分は何が得意で、どんな場面で困りやすいのか」を知ることです。

関連記事:就労準備性とは?働くために必要な5つの力をわかりやすく解説

自分に合った働き方を見つけるための4つのポイント

1.困る場面を具体的にする

「仕事が苦手」と大きく考えるのではなく、

「口頭で一度にいくつも指示されると忘れやすい」
「予定が急に変わると混乱しやすい」

など、具体的に整理してみましょう。

2.うまくいった方法も振り返る

苦手なことだけでなく、うまくできたときも振り返ります。

「メモがあるとできた」
「一人で作業すると集中できた」

と分かれば、それが自分に合った工夫のヒントになります。

3.自分に合った工夫を使う

チェックリストを使う、指示を文字でもらう、タイマーを使うなど、工夫によって仕事が進めやすくなることがあります。

すべてを自分の努力だけで解決しようとせず、必要に応じて周囲へ相談することも大切です。

4.実際に経験して確かめる

「自分にはこの仕事が向いているはず」と考えていても、実際にやってみると違うことがあります。

反対に、興味がなかった仕事を体験してみたら、思った以上に取り組みやすかったということもあります。

仕事選びでは、考えるだけでなく、見学や実習などを通して確かめていくことも大切です。

SmileStepの就職活動・企業実習について

自分に合った働き方は、一人ひとり違う

発達障害があるからといって、働ける仕事や職種が決まっているわけではありません。

同じ仕事でも、仕事内容、職場環境、指示の方法、人との関わり方などによって働きやすさは変わります。

そのため、

「どんな仕事が向いているか」だけでなく、「どんな環境なら自分の力を発揮しやすいか」

を考えていくことが大切です。

就労移行支援では、訓練や企業実習などを通して、自分の得意・不得意、仕事のクセ、必要な工夫を整理しながら就職を目指すことができます。

SmileStepでも、一人ひとりの特徴や希望を確認しながら、自己理解から仕事選び、就職後の定着までサポートしています。

「自分に合う仕事が分からない」
「働いても、なぜかうまくいかないことが多い」

という方は、まずは自分の働き方の特徴を知ることから始めてみてはいかがでしょうか。

興味ある方はぜひ、相談・見学にお気軽にお越しください♪

(2026年10月13日)


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